3分で読める強迫症の理解〜不潔恐怖について②〜
前回ご紹介した強迫症のタイプのうち、今回は『①汚染/洗浄』の中にある『①-2 精神的汚染』について解説します。
「精神的汚染」の特徴
バイ菌や汚れなど「目に見えるもの」ではなく、心や記憶の傷つきによって「汚れてしまった」と感じる症状です。
精神的なこと(記憶・言葉・イメージなど)が引き金になる
目に見えないため、周りから非常に分かりにくい
個人の経験や道徳観に基づいている
罪悪感や恥ずかしさを強く感じやすい
日常での具体的な例
悪口への強い自責:
「誰かの悪口を言ってしまったのでは」と気になり、自分を強く責めて何も手につかなくなる。
不吉なイメージ:
親しい人の事故など「悪いイメージ」が浮かび、それが消えるまで自分のしたいことを後回しにする。
過去のトラウマ:
いじめなどの辛い体験の記憶が「汚いもの」として感じられ、避けたくなったり洗い流したくなったりする。

おわりに
「精神的汚染」は頭や心の中で起きている苦しみのため、周りの方からはとても見えにくい症状です。だからこそ、「目には見えないけれど、そうしたメカニズムの苦しみがあるんだ」と知っていただくことが、当事者の方の安心や周りの支えに繋がります。
次回は4つの②攻撃性/性的(不道徳)/宗教的強迫観念(加害強迫)について書いてみよ
うと思います
#強迫症 #行動療法 #認知行動療法 #心の健康
平田 拝
BTCセンター なごや



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